48.星の郷八ヶ岳野辺山高原100キロウルトラマラソン
標高差1000m、山越え2箇所、快晴! でも疲れた!!
完走メダルをもらって満足。(童心気分)
今回の目標
4月の富士五湖とは違い、今回は、山越えが2個所あるウルトラマラソンでも屈指の難所コース。
前半は林道、後半は急な坂道で、特に後半がきつい。
山越え(峠越え)は、秋田内陸だけが経験しているが、この時は後半はばてた。
毎回、着実に力が付いてきていると実感しているが、無理せず、完走第一を目指す。
12時間前後、調子がよければ11時間前後まで可能か?
会場へ到着
1週間前から、風邪気味で鼻水が止まらない。喉も少し痛いが体調はまずまず。
毎回、雨などの影響で大会のコンディションが不安定との情報なので、林道コースが不安。
足元不安定だと万が一怪我も考えられる。
ところが、今年は快晴。いつものごとく、前夜11時頃会場に到着。朝3時すぎに目を覚ます。
受け付け等済ませているうちに、朝日に八ヶ岳が残り雪を鮮やかに映し出している。
ラジオでも、気温は20度を越えそうだと伝えている。
暑いといっても、ここは標高1000m越える高原。(これがあまかった!!。)
午前5時スタート
間寛平がスターターで登場。彼に会うのは、去年の富士五湖に続いて2度目。
ウルトラ仲間のUMMLメンバー3人と八ヶ岳バックに記念写真。
かんぺいの写真とるため、2、3列目あたりに並ぶ。無風、快晴のもと、5時スタート。
参加者は、700名ほど。八ヶ岳を見ながら町内の牧場、田畑の間を走る。
2度ほど、靴紐がほどけて立ち止まる。
結び方がよくないようだ。今後のチェックポイント。
JR鉄道最高地点1375m地点を通過。記念写真を1枚。
国道をわたると、八ヶ岳の林道に向かう。
すでに、 登り勾配。10Km過ぎから林道に入る。
野辺山が始まった。
前半の部(〜50Km) :標高1900m到達、まずまず快調。
前日に雨が降ったようだが、林道はおおむね乾いている。
砂利が敷いてあるが、あぜ道になっていて、走りづらい。
ギアチェンジでゆっくりかつしっかり足元を気をつけながら走る。
前列でスタートしたせいか、前方集団にいるようだ。
何人かは抜いていくのだが、それ以上に駆け上っていくランナーがいる。
何度も参加しているベテランであろう。
林道に入ってからずっとお腹の具合がわるく、やっとのおもいで、20Kmエイドでトイレ休息。
お腹がくだっているので、風邪の影響あり。エイドで初めて給水して、心機一転。
しばらくして、標高1900m地点に到達。ここでも、記念写真を1枚。
(30Km地点で3時間05分経過)
ここから、35Km地点の稲子湯までは、下りが多くなる。
足元を気をつけながら、快調に下りは飛ばす。登りはしっかりギアチェンジで呼吸を整える。
35Kmエイド(稲子湯)で、シューズを取り替える。おしるこを2杯おかわり。ストレッチをしっかり行う。10分ほどの休息となる。
エイドを出ると直ぐに登りがつづく。結構きつい。初めてお会いするUMMLの鶴屋さんに並走する。
時折会話しながら、リズムをとって登り切る。この後、彼とは、道すがら何度も出会うことになる。
40Km手前からの下り坂は、快調に走り、40Km地点で4時間16分。
体調、足、ひざに問題無く、まずまず。
45Kmあたりで小梅町内に入り、登り下りが断続的に続く。
さすがに疲労感が大きく、早くエイドで休みたいと願う。気温も上がって、暑さを十分感じる。コーラが飲みたい。
50Km地点は、小梅中学校で50Kmの部のゴール地点。
50Km10番目のランナーがゴールしたようだ。(50Km地点で5時間12分。)
初めて、頭から水をかぶる。暑さとの戦いが始まった。トイレでお腹の調子を整え、給水給食。
しかし、あまり、食が進まない。ストレッチをしっかり行う。20分ほどの休憩となった。
ここまでは、山道を結局歩きなしで走りきる。
中盤の部(50〜90Km):標高1620m馬越峠越え。
55Km手前の登りでついに歩く。坂が急すぎる。
58Kmエイドまで、平地と下りはペースがつかめるが、登りでは、疲労感を感じる。極端にペースが落ちる。
沿道のお店のおばあちゃんからコーラをごちそうになる。冷たくてうまかった。
次回から、必ず小銭を持つことにしよう。コーラが一番体にあっている。
58Kmエイドから折り返すランナーとすれ違う。皆まだ、元気そうだ。とにかく暑い。
58Kmの着替えポイントでは、ロングパンツをハーフパンツに着替え、ソックスも取り替える。
タオルで体の汗も拭き取る。味噌汁を飲むが、今一つ食が進まない。
胃が弱っているようだ。頭から何度も水をかぶり、再スタート。目指すは馬越え峠。
60Km地点は6時間43分。
後続ランナーとすれ違うが皆だいぶばてているので、時間内完走はできるのだろうかと心配になる。
下り坂を利用してペースを維持する。
68Kmのエイドは南相木村役場。馬越峠が間近。
ここの蕎麦のサービスが楽しみでやってきた。2杯いただく。
峠越えのために足のマッサージを受ける。気持ちが良い。
何度も水をかぶって気合を入れる。20分ほど休息。70Km地点で8時間9分。
75Kmあたりから峠の入り口。皆近くのランナーと会話しながら歩いている。
埼玉県の三井田さんから声をかけられ、しばしウルトラマラソン談義。
彼は、大会参加数も多く、ウルトラ経験豊富のベテランランナー。体つきががっちりしている。
早足を意識して、峠を登り切る(78Km地点)。
エイドでの食は依然すすまない。給水が精一杯。
残りは22Km、しかも、10Kmは下り、2時間半から3時間でゴールできるはずでは?
11時間台でゴールしたいな〜。
後続ランナーがぞくぞく、峠のエイドで休息を始める。
気合を入れ直して、ゆっくり下る。呼吸を楽にすることを考えながら、徐々にペースをあげる。
80Km地点9時間45分。下り坂の5Kmは24分台と快調。
その後の平地は、ばてた。ペースが上がらない。峠から87Km地点エイドまでの10Kmは55分をきる。
87Kmエイドは最後の大きなエイド。うどんがサービス。
ゆっくりかみながら食べるが半分しか入らない。胃が受け付けない。
暑さで、胃が弱り、あきらかにエネルギー切れ状態になっている。
10分ほど休憩して出発するが、90Kmエイドまでは歩きが入る。
沿道の子供たちが声援を送ってくれるのがうれしい。登りは走れない。
足が痛くて走れないのでなく腹に力が入らない。
少し走ると呼吸が荒くなる。胸が苦しくなる。
完全に暑さによるバテ状態。歩いて復活を待つしかないか。
90Km地点で11時間6分。
終盤の部(90Km〜ゴール):バテバテゴール
残り10Km、時間内ゴールはできる。
峠道で別れた後続の顔見知りランナーがどんどん抜いていく。
95Km過ぎから数100m走っては歩くの連続。
残り2Km地点で、UMMLメンバー鶴屋さんらと並走。
ゴールは一緒にと声をかけられるが、1Km手前でペースが落ちてついていけない。
沿道の子供たちからがんばれと声援を受ける。笑顔で応えるが、走れない。
結局ゴール手前200mまで歩く。最後はゆっくりではあるが、しっかりとゴール。
12時間37分。あ〜〜〜つかれた。
追記;ゴール後、依然としてお腹に力が入らない。食べ物を補給する気にはなれず、胃が完全に弱っている。
天気は最後まで快晴。八ヶ岳の美しい姿を見ながら完走できたのは、貴重な思い出となった。
山越え2つの厳しさを実感し、次回再挑戦を誓う。
次回は7月8日、所沢航空公園野耐久8時間!!
お楽しみに。